囲碁の棋譜感想シリーズ【本因坊秀策】その3

コミのない黒番は先番の利をどれだけ確実に守れるかが勝負だと言われています。

現代はコミが6目半とかなり大きいので、白が堅実に打って黒が戦いを仕掛けていくのが主流ですが、昔は全く逆なのです。

だからといって昔の碁を勉強するのは無駄かといえばそうではありません。

碁の本質は変わっていませんし、現代でも互先ではなく先で打つときはコミのない黒番を打つこともあります。

 

秀策は黒番必勝とよく言われています。

この碁ではその片鱗がよく現れているように感じました。

まだ10歳足らずの子供ですからね・・・末恐ろしいものです。

 

 

この碁はコミのない黒のお手本のような打ち方だと思います。

序盤からガッチリ4隅を取って、中央を大きく荒らしました。

 

一方、白も慌てずに付いていっており、遅れているようで形勢はそこまで離されていませんでした。

コミがあれば白にもチャンスがあったと思います。

 

黒番白番ともに打ち方がとても参考になりました。

 

 

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