被布って何?3歳の男の子の七五三で着てもいいのか調べてみた!レンタルは可能?

2019-09-10

被布

今日は七五三の衣装で出てくることが多い、「被布」について書きたいと思います。

 

被布は「ひふ」と読みます。

現代ではほとんど使うことがない言葉ですよね。

私も子供ができて、七五三について調べたりするまで、存在も読み方も知りませんでした・・・汗

 

我が家は今年3歳になる男の子がおり、今年、3歳の七五三を行う予定にしています。

七五三で着せる衣装を色々と調べていたところ、被布の存在を知りました。

 

被布と言えば、女の子の七五三で着ることが多いようです。

しかし、調べていくと最近では男の子でも着ることがあるという情報を手に入れましたので、これを機にじっくりと調べてみましたので記事にしたいと思います。

 

そもそも被布がどんなものか分からないという人や、男の子の七五三で被布を着せるか迷っている人、被布のレンタルはできるのか調べている人にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

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被布って何?

まずは被布がどんなものか見ていきましょう。

 

被布とは着物の上に羽織る上着のことで、江戸時代末期に茶人や俳人など風流を好む男性が着ていたそうです。

その後、女性も着る習慣が生まれ、保温効果が高いことから、老人や子供が着ることも増えていったようです。

 

生地の多くは「綸子」という絹織物の一種を使い、艶があり、とても滑らかな手触りです。

形は羽織に似ています。

 

現代では、七五三で子供に着せる時の被布といえば、「袖なし被布」というベストのような形を指すことがほとんどです。

 

被布は何歳の時に着るの?

被布

 

被布は3歳の女の子の七五三で着ることが多いです。

なぜでしょうか?

 

それは七五三が次のような意味を持っているからです。

3歳・・・「赤子」から「社会の一員」に成長して、髪を伸ばし始める「髪置きの儀」。

5歳・・・「袴儀」といい、男子が袴を着用し始める儀で男の子が行います。

7歳・・・「帯解きの儀」とし、女の子が行います。女子が幅の広い大人と同じ帯を結び始める儀で、初めて1人の女性として着物を着て帯を結ぶようになることを祝います。

※出典元:Wikipedia

 

つまり、3歳では帯を締める必要がないということです。

 

しかし、帯がないと着物の付け紐を結んだ時、それが丸見えになってしまいます。

それを隠すために被布というベストのようなものを着せるようになったのです。

 

これは裏を返すと、3歳以外の時では被布を着ることはおかしいということです。

女の子は7歳になると正式な帯を締めますし、男の子も5歳では袴を着用するので、被布のようなベストは不要です。

 

3歳の七五三しか着る機会がない、ある意味とても貴重な衣装と言えます。

 

男の子の七五三で着てもいいの?

結論から言うと、問題ありません。

ただし、3歳の時だけです。

 

少し長くなりますが、理由も書いておきますね。

 

もともと男の子の七五三は5歳がメインです。

そして、5歳の時は正装として羽織袴を着ることが一般的で、被布を着ることはしません。

 

しかし、最近では3歳でも男の子の七五三をする家庭が増えてきています。

男の子とはいえ、3歳(満2歳)の時はまだまだ可愛いもの。

親心としては、3歳でも七五三をして我が子の成長を祝ってあげたいと思うのは当然だと思います。

(我が家もやります!)

 

そこで問題になってくるのが、3歳の男の子に何を着せよう?ということです。

上で書いたように男の正装である「袴」は5歳で初めて着るのが一般的。

かといってスーツを着るのは3歳の子供には少し厳しい。

 

結局、着物を着せることが多くなります。

お宮参りで使った祝い着を仕立て直して着物にするご家庭も多いそうです。

(我が家もそうします!!)

 

しかし、袴がない状態で着物を着るとなると、ダボっとした印象になってしまいます。

それを隠すために女の子と同様、被布を着せるという選択肢が出てくるわけです。

 

女の子の場合は着物で帯がない状態を隠すために被布を着ますが、それと同じような感じですね。

 

男の子の七五三で被布を着ることは、おかしなことでも何でもありません。

 

被布はどこで用意すればいい?

3歳の男の子の七五三でも被布を着ることは問題ないと分かりました。

 

しかし、そもそも被布はどうやって用意したらいいのでしょうか?

馴染みのない衣装なので、どこに売っているかもよく分からないですよね。

 

そこで、被布を用意することができる方法を紹介します。

自分にあった方法で探してみてください。

 

呉服屋さん

一番間違い無いのは、呉服屋さんで聞いてみることです。

百貨店などに入っている呉服屋さんでも問題ありません。

 

シチュエーションを説明すれば、男の子用の被布もいろいろと提案してもらえると思います。

 

■メリット

 ・実物を見ながら選ぶことができる。

 ・店員の方に正しい着方や作法も一緒に聞くことができる。

 

■デメリット

 ・ちょっと高いことが多い。

 ・その店で取り扱っているデザインのものしか買えない。

 

ネットで購入

今ではインターネットの通販サイトから被布を購入することができます。

例えばこんな感じ。

 

たくさんの種類、デザインの被布が揃っていますので、自分の好みにあった被布をじっくりと探すことができます。

被布がどんなものかイメージをつけるためにも、一度ネットで調べてみることをお勧めします。

 

■メリット

 ・たくさんの中から自分好みの被布を選ぶことができる。

 ・値段も高いものから安いものまで、幅広く揃っている。
  (安すぎるものは刺繍じゃなかったり、生地が絹じゃなかったり要注意!)

 

■デメリット

 ・実物を見ることができない。

 

レンタル

被布をレンタルするという手もあります。

 

上でも書いたように、被布を着る機会は3歳の七五三くらいしかありません。

5歳、7歳の七五三では着ないんですよね。

 

兄弟がいればまだ別ですが、1回ぽっきりのために決して安くない被布を購入するのは中々難しいという方も多いと思います。

そんな人はレンタルがお勧めです。

 

このように楽天市場などのネットショップでもレンタルをやっていますし、着物レンタル専門店であれば、よりたくさんの被布を用意しています。

また、スタジオアリスなどの写真館でも被布のレンタルを扱っていることもあります。

 

■メリット

 ・値段を抑えて七五三の衣装を準備することができる。

 ・お参りの時など、万が一汚したりしても精神的ダメージが少ない。
  (汚れ保証は別オプションのところもあるので、要チェック)

 

■デメリット

 ・我が子のために被布を買ってあげたいという人には不向き。

 

まとめ

特に男の子の被布についてまとめてみました。

 

被布といえば、女の子の衣装!というイメージですが、3歳の七五三を男の子でする場合は、被布を着ることはまったく問題ありません。

ただ、決して安いものでは無いので、予算と相談しながらレンタルなどの方法も活用することを検討すればいいと思います。

 

大事なことは衣装をどうするかではなく、七五三を通じて、子どもの健やかな成長をお祈りし、家族で楽しい時間を過ごすことです。

記憶に残るような素晴らしい七五三になるよう、色々調べてみてください!

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

次の記事でまたお会いしましょう!

 

 

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