囲碁の棋譜【本因坊秀策】感想を書いてみる〜その12

石川乙次郎(善八?)との対局です。

 

少し調べてみたのですが、この石川乙次郎という棋士の情報が見つかりませんでした。

記録が残っていないのかもしれません。

 

現代まで残っている昔の棋譜ではよくあることです。

対局者の名前しか分からず、どういう人か情報が無いということは結構あります。

秀策の活躍した時代は江戸の末期ですので、だいぶ記録や文献がしっかり残っている方ですが、もっと前の時代の棋譜では対局者の情報が不明という棋譜はよくあります。

 

この石川乙次郎さん、どこの家元なのかも不明ですが対局内容はとても立派な内容だと思います。

棋士としていい碁を残すことで150年以上経った今でもこうして名前だけは残ります。

そう考えると何だかすごいことですね。

 

それでは早速対局を見ていきましょう!

 

 

敗れはしましたが、秀策少年と先番で2目負けと好勝負を繰り広げています。

 

途中、秀策が上辺の黒を大きく取り込み、はっきり優勢かと思いましたが、黒も左下を立派にまとめ上げて計算してみると意外と細かくて驚きました。

最後はキッチリ秀策が2目残しましたが、黒もしっかりと戦い抜いたと思います。

 

棋譜が残っていないだけでこの時代ももっとたくさんの棋士がいて、数多くの対局が打たれていたんでしょうね。

プロ棋士として棋譜が残るということは、何百年先までこうして人の目に入るということです。

私たちアマチュアには関係ないですが、プロの方にとって棋譜が残る対局は気合いが入るというのは何となく分かる気がします。

 

 

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