意外と答えられない!?どうして七夕を「たなばた」って読むの?

2018-03-13

七夕

今日は七夕です。

大阪は月も出ていてとてもいい天気。

きっと織姫と彦星も1年ぶりの再会を果たしていると思います。

 

こんな日は星空を見ながらキンキンに冷えたビールを飲むのがいいですね笑

 

ところで七夕ってどうして「たなばた」と読むんでしょう?当て字ですよね、これ。

というか七夕って何?

なんで短冊に願い事を書くの??

 

ビール飲んでたらいろいろ疑問が湧いてきましたので調べてみました。

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七夕とは?

七夕は「たなばた」、または「しちせき」と呼ばれ、古くからの日本のお祭り行事の1つです。

五節句の1つにも数えられています。

 

ちなみに五節句とはこちら。

 ・人日(じんじつ)の節句(1月7日)

 ・上巳(じょうし)の節句(3月3日)

 ・端午(たんご)の節句(5月5日)

 ・七夕(しちせき)の節句(7月7日)

 ・重陽(ちょうよう)の節句(9月9日)

 

七夕は日本と中国の伝説が起原

では七夕はどのようにして生まれたのでしょう?

七夕の起原は日本と中国の伝説が由来となっています。

 

棚機(たなばた)という神事

その昔、「棚機」という神事が日本にありました。

乙女が着物を織って棚にそなえ、神さまを迎えて秋の豊作を祈ったり人々のけがれをはらうというものです。

選ばれた乙女は「棚機女(たなばたつめ)」と呼ばれ、神さまのために心をこめて着物を織ったそうなのですが、そのときに使われたのが「棚機」(たなばた)という織り機でした。

やがて仏教が中国から伝わると、この行事はお盆を迎える準備として7月7日の夜に行われるようになったと言われています。

現在”七夕”という二文字を「たなばた」と当て字で読んでいるのも、ここから来ているそうです。

 

おりひめとひこぼしの伝説

七夕

 

七夕の季節になるととても輝くふたつの星があります。

琴座のベガと鷲座のアルタイルです。

ベガ(おりひめ)は裁縫の仕事の象徴、アルタイル(ひこぼし)は農業の仕事の象徴として古代中国では考えられてきました。

この2つの星は「天の川」と呼ばれる、小さく輝く星が無数に輝く川の両側に存在しています。

この2つの星が旧暦の7月7日頃(現在の8月7日頃)に一番輝きを見せることから、2つの星がお互いを求めているように見えるとして、現在の七夕ストーリーが作られたと言われています。

 

乞巧奠(きこうでん)という織物への願い

中国の行事に乞巧奠(きこうでん)というものがあります。

琴座のベガと呼ばれる星は裁縫の仕事の星ということもあり、古く中国ではそのベガにあやかって織物の上達などをお祈りする風習が生まれました。

今でも7月7日は中国で織物だけではなく芸事や書道などの上達をお祈りする日として続いているようです。

ここから日本でも七夕にお願い事をする習慣が伝わったとされています。

また、願い事を書いた短冊を吊るす習慣は、江戸時代に寺子屋で学んでいた子供たちが習字が上達するようにと「短冊」に書いたのが始まりとされています。

 

笹の葉に短冊を吊るす理由

七夕

 

笹(竹)は昔から神聖なものとして扱われてきました。

生命力にあふれており、まっすぐに伸びることから神聖な植物であると考えられていたようです。

 

また、笹の葉がこすれ合う音は神様を招く音として神聖なものとされてきました。

今でもお祓いなどの神事では笹の葉を使いますよね。

 

このことから七夕の願い事も笹の葉に吊るすようになったと言われています。

 

まとめ

七夕は思ったよりも歴史があってとても神聖な行事の1つでした。

子供の時から何となく七夕になったら短冊に願い事を書いて吊るしていたような気がしますが、こういう歴史を教えてくれる場面は滅多にありません。

由来や歴史を知れば同じ行事でもより楽しむことができます。

七夕に限らずいろいろな事に対して、興味を持った時にしっかり調べて勉強していくようにしたいものです。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

次の記事でまたお会いしましょう!

 

 

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