11月17日(土)に「第66期王座戦第2局」が行われました。
場所は三重県志摩市「志摩観光ホテル」です。
第1局では一力挑戦者が苦しい碁を粘って逆転勝利を収めました。
井山王座に対して、去年からなかなか勝てないでいた一力挑戦者からすると、流れを変える大きな勝利だったと思います。
第1局の棋譜、感想はこちらの記事になります。
» 【第66期囲碁王座戦第1局 】一力挑戦者が逆転勝ちで先勝!タイトル奪取に大きく前進 【棋譜】
そして、第1局とこの第2局の間で囲碁界を揺るがす大きな出来事がありました。
王座戦と並行して行われていた名人戦で張栩九段が勝利し、井山名人からタイトルを奪取したのです。
張栩九段がカド番に追い込まれてからの怒涛の3連勝で一気にタイトル獲得となりました。
井山王座はこれでタイトル保持数が六冠から五冠となり、にわかに井山一強の構図が崩れかかってきています。
井山王座からすれば名人を失った流れを引きずらないためにも、この王座戦第2局はなんとか勝利したいところでしょう。
もちろん一力挑戦者もこの第2局に勝利すると、連勝で一気にタイトル獲得に王手がかかります。
どちらも何としてでも勝ちたいこの1局!
果たして結果はどうだったのでしょうか!?
さっそく注目の第2局の結果を見ていきましょう!