【第66期囲碁王座戦第4局 】一力挑戦者が2勝目!勝負を最終局に持ち込みました!【棋譜】

第66期囲碁王座戦第4局

11月30日(金)に「第66期王座戦第4局」が行われました。

場所は新潟県南魚沼市「龍言」です。

 

第1局は一力挑戦者が勝利、続く第2局、第3局は井山王座が勝利し、迎えた第4局になります。

2勝している井山王座がタイトル防衛に王手をかけています。

 

第1局〜第3局の棋譜、感想はこちらの記事になります。

【第1局】

» 一力挑戦者が逆転勝ちで先勝!タイトル奪取に大きく前進 【棋譜】

【第2局】

≫ 井山王座が大激戦を制して初勝利!【棋譜】

 【第3局】

≫ 井山王座が完勝で2勝目!タイトル防衛に王手をかけました!【棋譜】

 

第3局の内容が井山王座の完勝に近いものだったので、流れは井山王座に傾いているのかなと感じています。

しかし、タイトル戦は1つの勝敗で流れがガラッと変わることもよくありますからね。

 

井山王座からするとここで勝負を決めてしまいたいところでしょう。

一力挑戦者は当然この第4局に勝利し、最終局に望みをつなぎたいところです。

果たしてどのような結果になったのでしょうか!?

 

注目の結果を早速見ていきましょう!

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囲碁王座戦第4局の結果:黒番一力挑戦者の1目半勝ち!

結果は276手完、一力挑戦者の黒番1目半勝ちでした。

棋譜と感想はこちら。

 

素晴らしい名局だったと思います。

 

上辺の戦いから黒の一力挑戦者が攻めの体制を作り、ペースを掴みました。

しかし、さすが井山王座、巧みなサバキを見せて全ての白を華麗にシノギます。

お互い手筋を駆使して戦っており、並べるだけでもとても勉強になる素晴らしい碁でした。

 

中盤の戦いが終了した時点では、とても細かくヨセ勝負の雰囲気。

ヨセでもお互い一歩も譲らない競り合いが続きましたが、一力挑戦者が一瞬の隙をついて好判断を見せます。

わずかに黒の一力挑戦者が得をしたようで、最後は1目半残して勝利を収めました。

 

最初から最後まで手筋が詰まっている、好勝負だったと思います。

棋譜並べで勉強するのに、とてもいい棋譜ではないでしょうか。

 

一力挑戦者は井山王座に対する苦手意識を徐々に克服してきているように感じますね。

去年などはほとんど勝てなかった一力挑戦者ですが、今年は内容的にも互角に戦えているように思います。

何度負けても折れない精神力の強さが、強くなるためには何よりも必要なのかもしれませんね。

 

まとめ

一力挑戦者が2勝目をあげて勝負を最終第5局に持ち込みました。

 

最終局まで一発勝負になるので、もうどっちが勝ってもおかしくないですよね。

一力挑戦者にも初タイトルのチャンスは十分あると思います。

 

もし井山王座が敗れると、名人に続いて王座も失冠することとなり、4冠に後退します。

七大タイトルも4人の棋士(井山棋聖、本因坊、天元、十段・張栩名人・許碁聖・一力王座(?))が持つこととなり、一気に群雄割拠の様相となってきますね。

 

井山一強の時代も面白かったですが、たくさんの棋士がタイトルを奪い合って好勝負を繰り広げるもの楽しいものです。

どんな結果になるのか今から楽しみですね。

 

井山王座のタイトル防衛か!?

それとも一力挑戦者の初の7大タイトル獲得か!?

大注目の第5局は12月13日(木)に山梨県甲府市「常磐ホテル」で行われます。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

次の記事でまたお会いしましょう!

 

 

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★第66期王座戦の他の対局をまとめました!★

過去のタイトル戦や古碁の棋譜は、こちらのページにまとめています。

是非、ご覧ください!

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