関西でよく聞くPiTaPaカードって結局どんななのか知らなかったので調べてみました!

2018-03-13

PiTaPA

クリスマスも終わってもういよいよ今年もあとわずかですね。

仕事では今年中にやりきるものと来年に持ち越すものを整理する時期でしょうか。

 

家庭の方では大掃除や年賀状の準備など、公私ともに何かと忙しくなります。

師走とはうまく言ったものだと感心しますね。

 

私も仕事は残り2営業日ですが、気持ちよく年越しを迎えられるように漏れが無いようにしたいです。

最終日にシステムトラブルとかあったら悲惨・・・

 

がらっと話は変わりますが、今日は通勤定期券の話です。

現在、私はバスとJRと地下鉄を乗り継いで通勤しています。

 

で、今使っている通勤定期が年末までなので更新時期なんですよね。

その中で地下鉄の定期なんですが、昔からある磁気定期券を使っています。

 

別にそれでも不便なことはないんですが、今日会社の同僚たちから「地下鉄使っててPiTaPaじゃないとかありえない」と言われました。

同僚たちの話では普通の定期よりも明らかに得らしいです。

 

PiTaPaという名前は知っていたのですが、どんなものかよく知らなかったのでこれを機に調べてみました。

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PiTaPaは後払い式の電子マネー

PiTaPA

 

PiTaPaは元々、 関西の私鉄や市営交通などが提携してサービスを開始した交通系電子マネーです。

ICOCAやSuicaみたいに改札をピッとして通れるやつですね。

 

ただ、ICOCAなどの他の電子マネーと大きく違う点が1つあります。

それは、後払い式の電子マネーということです。

 

簡単にまとめるとこんな感じ。

PiTaPa

後払い方式なのでチャージは不要。

支払いは指定した金融機関口座から自動引き落しが行われる。

そのため発行審査が必要となり、申込から発行までに2週間程度かかるのがデメリット。

オートチャージ機能があるが、PiTaPaエリアでは後払いなので基本的にチャージは不要で利便性は高い。

ただし、ICOCAエリアなどの交通系ICカード全国相互利用エリアではチャージが必要となる。

 

ICOCA

前払い方式なので事前にチャージしてから使う。

自動券売機やみどりの窓口ですぐに発行してもらえるのがメリット。

オートチャージ機能はなし。

クレジットカードと連携するとクイックチャージが使えるが、ICOCAにオートチャージは存在せず、券売機などで定期的なチャージが必要。

 

 

発行審査があり、入手まで時間がかかるのはデメリットですが、電子マネーとして使うことを想定した場合、チャージが不要というのはポイントが高いですね。

 

補足ですがPiTaPaのオートチャージとは、PiTaPaエリア内でチャージ金額が1,000円を下回った時に自動的に上限である2,000円までチャージされる機能です。

この機能自体はとても便利だと思うのですが、残念なのはオートチャージがPiTaPaエリア外では機能しないということ。

 

そもそもPiTaPaエリア内ではチャージ残高を使用せずに後払い課金なので残高は減りません。

チャージ残高が減るのはPiTaPaエリア外の電車を使用する時で、その時の運賃はチャージ金額を使います。

そのままPiTaPaエリア外で残額が1,000円を下回ってもオートチャージされないというわけです。

ICOCAなどと同様に券売機での手動チャージが必要になります。

 

まあ、メインがPiTaPaエリアであればそれほど気にする必要はないでしょう。

 

利用額割引がたくさんある!

PiTaPA

 

これだけではたいしたメリットもなく、他の電子マネーと大きな違いを感じられませんよね?

私もそう思いました。

 

しかし、PiTaPaには利用額割引というとても大きなメリットがあります。

利用額割引はそれぞれの鉄道会社ごとに用意されているのですが、基本的に普通に切符を買う値段よりも割引料金で乗車できます。

 

主な利用額割引を以下にまとめます。

利用額割引

利用額に応じて運賃の割引を適用するタイプで、大阪市交通局の地下鉄・ニュートラム・バスを始めとする30以上の交通機関で導入されています。

例えば、大阪市交通局の利用額割引(フリースタイル)は、大阪市営地下鉄・ニュートラム・バスで、一般(登録不要)、65歳以上(登録必要)は10%OFF

学生は20%OFF(登録必要)となります。

※月間1万円を超えるとさらに割引率が上がります。

 

また、事前に登録が必要が利用額割引として大阪市交通局がやっているマイスタイルがあります。

これは、よく利用する登録駅を事前に2つ登録することで、その区間の月間運賃は6ヶ月定期の1ヶ月分と同程度が上限となる割引です。

乗る回数が多い月でも定期と同額まで、乗る回数が少ない月は乗った分だけ支払いができるので、定期よりもムダがなくなります。

 

利用回数割引

阪急電鉄や京阪電車など約10の交通機関で採用されています。

例として阪急電鉄の割引条件は以下のようになっています。

  • 1か月に同一運賃区間を11回以上乗車
  • 11回目から30回目は10%割引
  • 31回目以降は15%割引

割引額などは交通機関によって異なりますが、概ね11回以上乗車すると割引運賃が適用されるようになります。

他にも区間指定割引など、事前登録型のサービスもありますので、利用される鉄道会社でどのようなサービスがあるか調べてみるといいと思います。

 

 

この利用額割引の中で、大阪交通局のマイスタイルがものすごくお得です。

そういえば同僚も「マイスタイル、マイスタイル」と言っていたような気がします笑

 

もう少し詳しく説明しますね。

通勤で使用する乗車駅と降車駅を登録しておくことで、その区間の6ヶ月定期の1ヶ月分が支払いの上限となります。

たくさん乗った月でも6ヶ月定期を買った時までの金額を支払うことになるので損をすることはありません。

逆にあまり乗らなかった月は乗った分だけの支払いになるため、定期よりもお得になります。

 

そして更にメリットがあります。

登録した2駅と同じ区間内の駅が「対象駅」という位置付けになり、「登録した駅」⇄「対象駅」も上限対象となります。

例えば、乗車駅と降車駅が2区間だった場合、その2駅から2区間の範囲の他の駅が「対象駅」となります。

そして、登録した乗車駅と降車駅は「登録駅」となります。

 

登録駅から乗って対象駅で降りた場合と、対象駅から乗って登録駅で降りた場合の両方も上限対象となるわけです。

定期券では指定した区間内しか乗り放題にならないので、これははっきりとマイスタイルの方がメリットがあります。

 

もう定期を買うメリットがないじゃん、って思ってしまいますね。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

 

私なりに調べてみた結果をまとめてみます。

・大阪の地下鉄や阪急・阪神・京阪・近鉄・モノレールなどの私鉄を利用するなら、利便性が
高く運賃割引があるPiTaPaがお得

・PiTaPaエリア内ではチャージ不要というのはやっぱり便利。

・JRなどのエリア外での利用時にはチャージが必要なので要注意。

・利用額割引などは関西の鉄道会社にしかないため、全国で使うことを想定するとあまり
メリットはない。

 

という感じでしょうか。

 

関西に住んでいて電車やバスを利用するならPiTaPaは持っていて損がないカードだと思いました。

後払い式の電子マネーということで、他のICカードとは一味違うサービスを展開しているPiTaPa。

今回の記事ではかなり簡単にしか紹介していませんので、興味がある方は公式ホームページなどで調べてみてください。

 

また、この記事では書いていませんが、PiTaPaカードには数十種類もの提携カードが発行されており、PiTaPa共通の割引サービスに加えて独自の特典も付帯されています。

ここまで豊富な特典が付帯されている交通系電子マネーは他にないでしょう。

有効に活用できれば非常にお得な電子マネーだと思います。

 

少しややこしくてクセのあるカードなのですが、使いこなせれば必ずお得になりそうです。

私も使いこなせるようにもっと勉強します!

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

次の記事でまたお会いしましょう!

 

 

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