【第42期囲碁名人戦第2局 】大フリカワリで白熱の大熱戦!封じ手予想します!!
本日、9月12日は「第42期名人戦第2局」の1日目が行われました。
場所は東京都文京区にあるホテル椿山荘です。
第1局では高尾名人が半目勝ちで防衛に向けて幸先のいいスタートを切りました。
中盤で思い切った捨石作戦を実行し、井山挑戦者を相手に勝ち切ったという内容から、調子がとても良いのではないかなと感じています。
対する井山挑戦者は前人未到の7冠復帰に向けてのタイトル戦です。
まだ28歳ですが既にタイトル戦を40回以上戦っており、勝負強さは改めて書く必要はないでしょう。
この第2局から巻き返しをはかってくると思います。
それでは、1日目の感想と封じ手予想をしてみたいと思います!
棋譜と感想
1日目の棋譜です。
序盤はオーソドックスな展開になりました。
右下隅でシチョウアタリが絡む定石ができ、そのまま左辺に戦場が移りました。
その戦いの中で黒の高尾名人が大胆な作戦を見せます。
とても大きなフリカワリになって一気に白に100目近い地ができました。
黒もとても大きな模様があるので勝負は分かりませんが、私は白の方を持ちたい気がします。
2日目で白がシノギ勝負に出るかと思いますが、どこかで生きればいいので白の方が気は楽だと思います。
先に大きな地を与えるのはかなり勇気がいるのですが、名人戦という大舞台でそれをやってのける高尾名人はやはり凄いですね。
善悪は分かりませんが打ちたいように打てているというのは充実している証拠だと思います。
封じ手予想
では封じ手予想です!
私にはこの引きしか思いつきません。
白が黒の模様に対して出切りを仕掛けた局面、荒らしの手掛かりにしようということだと思います。
このまま右辺から左下隅までの黒模様が全て地になることはありえませんので、どこまで荒らせるかが勝負になります。
こういう中央経営を高尾名人がやっているのはあまり見たことがありませんが、どういう展開になるでしょうか。
中央の戦いは純粋にヨミだけの戦いになります。
明日は開始早々、力のこもった戦いが繰り広げられと思います。
楽しみですね!
まとめ
日本最強の棋士、井山挑戦者とはいえ連敗するとなると流石に厳しい7番勝負になります。
ここは何としてでも勝って勝敗を五分に戻しておきたいところだと思います。
高尾名人からすると2連勝して一気に勢いに乗るチャンスです。
碁の内容を見ている限り、とても充実しているように感じるのでそのチャンスは十分にあるのではないでしょうか。
明日はお互いの読みと読みがぶつかり合う、難解な戦いが予想されます。
どういう展開になり、結果がどうなるのか、今からとても楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
次の記事でまたお会いしましょう!
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