【第42期囲碁名人戦第1局1日目】封じ手予想と棋譜感想を書いてみる!!

2018-06-29

名人戦1日目

本日、8月30日は「第42期名人戦第1局」の1日目が行われました。

 

名人は昨年井山7冠から名人のタイトルを奪い、一躍時の人となった高尾紳路九段。

対する挑戦者は井山裕太6冠です。

 

井山挑戦者は名人戦挑戦者決定リーグで8戦全勝と圧倒的な強さで挑戦者に名乗りをあげました。

国内では依然敵なし状態なのは変わっていないようです。

 

また、井山挑戦者は昨年の名人戦で敗れて7冠から6冠に後退しましたが、そこから1年間で6つのタイトル戦を戦い、その全てに勝って6冠を死守しました。

日本中が打倒井山を掲げている中でこれは本当にすごいことです。

もしこの名人戦に勝てば再度7冠に返り咲くということで、注目度は将棋の藤井4段に勝るとも劣らないと思っています!

(いまいちマスコミなどの取り上げ方が弱いような気がしますが・・・)

 

7冠達成なるかばかりが注目されて高尾名人もやりにくいとは思いますが、経験豊富な高尾名人のことですので、変な心配は不要でしょう。

お互いの意地と意地がぶつかり合った好勝負が繰り広げられることを期待したいです!

 

それでは、1日目の感想と封じ手予想をしてみたいと思います!

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棋譜と感想

1日目の棋譜です。

 

序盤は井山挑戦者が3隅を取り、高尾名人が厚みを張る展開になりました。

右上に入っていった白を井山挑戦者が厳しく攻めて激しい戦いになりましたが、流れとしては黒のペースだと思います。

封じ手の局面では上辺の白、右辺の白、右下の白、どれも薄い感じがして黒が打ちやすいように感じます。

 

攻めに回った時の井山挑戦者の打ち回しは本当に参考になりますね。

相手に息つく間も与えない攻めは迫力満点で見ている分にはとても楽しいです。

対局相手としてはたまったものじゃないでしょうが・・・笑

 

封じ手予想

では封じ手予想です!

 

考え出したらいろいろな手が浮かびますが、予想は分かりやすく2子を取る手にします。

名人戦1日目

 

地としても大きいですし、取っておくことで右辺の白がまだはっきり生きていません。

右下の白への間接的なプレッシャーをかけている意味もあります。

 

明日は右下の白がどう落ち着くかと中央にどれくらいの黒地が付くかが勝負ですね。

見えている地は黒の方が多く、厚くも打っているので黒の方が打ちやすいような気がします。

 

白としてはどこかで反撃して戦いを起こす必要があると思いますので、その辺の駆け引きも楽しみですね。

井山挑戦者は優勢だからといって妥協することはないと思いますので、突然思いも寄らない戦いが始まる可能性も十分あります。

そうなると勝負はどうなるか分かりませんね。

 

まとめ

井山挑戦者の7冠がかかっているということで、注目のタイトル戦がいよいよ始まりました。

去年に6冠になったとはいえ、ここ5年ほど井山1強時代がずっと続いています。

この名人戦でまた7冠になることがあれば、まだまだ井山時代が続くことになるでしょう。

 

井山7冠をもう一度見たいような、高尾名人にも頑張って欲しいような、複雑な心境ですね笑

7番勝負の1局目はどっちが勢いに乗るかの重要な対局ですので、明日の結果を楽しみにしつつ対局の進行を見守りたいと思います。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

次の記事でまたお会いしましょう!

 

 

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