8月28日(火)に「第43期名人戦第1局1日目」が行われました。
場所は東京都文京区「ホテル椿山荘東京」です。
名人は現在碁聖を除く六冠を保持している井山名人。
対する挑戦者は9年ぶりに名人戦の舞台に戻ってきた張栩九段です。
井山名人は6月〜8月に打たれた碁聖戦で許家元九段に3連敗を喫し、290日保持していた七冠から六冠になりました。
碁聖戦の詳細な記事は当ブログでも書いています。
»【第43期囲碁碁聖戦第1局結果】~棋譜コメント有り~許挑戦者が先勝!充実した内容で完勝に近い内容でした!
»【第43期囲碁碁聖戦第1局結果】~棋譜コメント有り~許挑戦者が先勝!充実した内容で完勝に近い内容でした!
»【第43期囲碁碁聖戦第3局結果】~棋譜コメント有り~許挑戦者が3連勝で新碁聖に!井山七冠は六冠へ後退!
碁聖戦は井山名人の調子が悪かったというよりも、許碁聖の勢いが凄まじかったという印象です。
井山名人は既に気持ちを切り替えて、碁聖戦の結果を引きずらず、この名人戦に照準を合わせていると思います。
対する張栩挑戦者は名人戦挑戦者決定リーグで8戦全勝と圧倒的な強さで挑戦者に名乗りをあげました。
張栩挑戦者といえば、2009年に五冠を達成し、2000年代の碁界を牽引してきた棋士です。
2012年に棋聖のタイトルを井山名人に奪われて無冠になって以降、タイトル戦の舞台から遠ざかっていましたが、再び名人戦の大舞台に帰ってきました。
個人的に井山名人も張挑戦者も大好きな棋士なので、この2人の対局を見ることができるのはとても嬉しいです!