【第43期囲碁碁聖戦第2局結果】~棋譜コメント有り~許挑戦者が2連勝!タイトル奪還に王手!

7月6日(金)に「第43期碁聖戦第2局」が行われました。

場所は東京都千代田区の「日本棋院」です。

 

第1局は許挑戦者の勝利!

内容も井山碁聖を圧倒するもので、許挑戦者の充実ぶりが伺えます。

第1局の感想はこちら。

 

第1局では本来の力を出せなかったようにも見えた井山碁聖。

しかし調子が悪いかと言えばそうとも思えません。

7月1日に決着がついた本因坊戦は4勝1敗で勝利をおさめ、本因坊7連覇を達成しました。

 

また、タイトル戦の初戦を井山碁聖はよく落としているような気がします。

1敗の後、連勝するというのは井山碁聖の得意パターンですので、この第2局が本当の意味で大一番になると思われます。

 

それでは対局内容を早速見ていきましょう!

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結果は許挑戦者の黒番1目半勝ち!!

結果は271手完、許挑戦者の黒番1目半勝ちでした。

棋譜と感想はこちら。

 

序盤は若干黒の許挑戦者の方が打ちやすいかなと感じる進行でした。

右下の戦いから本格的に中盤に入り、中央で一息ついたときはいい勝負だと感じていました。

 

ここから井山碁聖が一気に抜き去るのかと思っていたのですが・・・

許挑戦者はその後も井山碁聖とガッツリ組み合い、そして最後1目半を残しました。

 

ヨセも難しい碁だったので、何度も並べてヨセの勉強もしたいです。

棋譜並べは布石や中盤の勉強にもなりますが、一番効果があるのはヨセではないかと思っています。

ヨセは囲碁の中でも数少ない正解がある分野ですので、最善の手順というものが必ず存在します。

プロ棋士のヨセは100%ではないにしろ、かなりの高確率で正しい手順を打たれていますので、何度も並べることでヨセの勉強になります。

 

さて、許挑戦者が2連勝して井山碁聖は苦しくなりました。

井山碁聖を相手にしても読み、判断で負けていないという許挑戦者の自信のようなものが棋譜から伝わってきました。

かつての井山碁聖がそうだったように、若手棋士の勢いに自信がつくともう手がつけられなくなります。

井山碁聖の踏ん張りどころですね。

 

まとめ

第1局は許挑戦者の攻めがツボに入り、井山碁聖を押し切った印象でしたが、この第2局はお互い真っ向からぶつかりあい、許挑戦者が打ち勝った印象です。

内容はとても充実していますし、何より許挑戦者の勢いが凄まじいです。

 

井山碁聖はタイトル防衛がかなり苦しくなったように思います。

内容は許挑戦者の方が充実しているように感じますし、勢いもあります。

百戦錬磨の井山碁聖ですので、簡単に土俵を割るとも思えませんが、今の許挑戦者の充実ぶりを考えると3連勝は大変な気がします。

 

しかし、許挑戦者はタイトル戦初登場ですし、1敗するとリズムが狂って流れが変わるということも十分考えられます。

井山碁聖には幸いなことに第3局まで1ヶ月近く時間がありますので、コンディションを整え、気持ちを切り替えて第3局に望むことができるでしょう。

もちろんこの1ヶ月の間にも重要な手合いがたくさんあるのですが・・・

 

許挑戦者が連勝したことで、タイトル奪還に王手をかけました。

井山碁聖の七冠がここでストップしてしまい、世代交代の始まりとなってしまうのか!?

井山碁聖が意地を見せて踏みとどまることができるのか!?

 

大注目の第3局は8月3日(金)に大阪府大阪市「日本棋院関西総本部」で行われます。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

次の記事でまたお会いしましょう!

 

 

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