囲碁の棋譜【本因坊秀策】感想を書いてみる〜その9

その7、その8に引き続き、中川順節との3局目です。

 

ここまで2子局とはいえ、秀策が完勝に近い内容で2連勝しています。

順節はこの時五段、秀策は初段。

2子の手合割りは妥当なのですが、内容を見る限りでは既に互先でもいい勝負なのでは無いかと感じてしまいます。

 

順節としても何とか1勝を返したいところですが、果たして結果はどうだったのでしょうか。

それでは対局を見ていきましょう!

 

 

この碁も秀策の完勝でした。

前局以上に簡明に打ち進め、白に全くといっていいほどチャンスを与えなかったように思います。

 

相手にチャンスを与えない、と文章で書けば簡単なように見えますが、実際はとても難しいことです。

常に形勢判断をしながら、相手のチャンスの芽を1つ1つ摘み取っていかなければいけません。

 

囲碁は優勢になることよりも、優勢になってから勝ち切るまでの方がはるかに難しいと言われています。

劣勢になった相手は失うものがありませんので、ドンドン勝負手を放ってきます。

それに対して、優勢の方は1つでも受け方や判断を間違うと一気に逆転されてしまいますからね。

 

対局に勝利するというのは大変なことだと改めて思います。

 

この碁は秀策少年が相手の必死の追撃も振り切り、しっかりと勝ち切る強さを見せつけました。

順節もこの内容には戦意喪失したかもしれませんね。

 

 

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