囲碁の棋譜【本因坊秀策】感想を書いてみる〜その8

中川順節との2局目です。

 

その7で紹介した順節との1局目では秀策少年の圧巻の打ち回しを見せました。

順節も気合いを入れ直してこの2局目に望んだことだと思います。

 

それでは対局を見ていきましょう!

 

 

秀策が手厚く押し切った印象の1局でした。

 

序盤から黒がペースを掴み、白の苦しい進行が続いたように思います。

優勢になった時の秀策の簡明な打ち方は、この少年時代から健在ですね。

 

しかし順節もさすがなもので、簡単には土俵を割らず粘り強く食い下がります。

最後は大石同士の眼がなくなり、コウで勝負が決まる局面までもつれ込みました。

 

こう書くと勝負がどちらに転んでもおかしくないように感じますが、実際は黒の秀策の方に余裕がある戦いだったと思います。

秀策はコウ争いになっても勝算があると見てこの展開に持ち込んだのではないでしょうか。

真相は分かりませんが、実際に並べてみると秀策の落ち着いた打ち回しがそれを物語っているように感じます。

 

部分での読みの深さ、全局を見渡す大局観、どれを取っても10歳そこそこの少年とは思えない打ち振りでした。

 

順節も1局目は子供のまぐれ勝ちだと思ったかもしれません。

しかし、この2局目でも完勝に近い勝ち方をされたことで、秀策の才能を改めて認め、驚いたことだと思います。

 

 

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